C Y ( コンパクト ヨコヤマ )
です。
今年も あの『ジロー・デ・イタリア』という自転車レースが
つい先日終わった
選手たちは超一流!
ありえない勾配の上り坂を 信じられない速度で登っていく
下りは 時速100kmに達することも・・・
プロレースだからこそ 役割分担がはっきりしている
1チーム9名 エースは1人 その他はアシスト役
チームのエースを勝たせるためにだけ アシストは存在する
3週間の長丁場 毎日150km以上 230kmに及ぶこともある
山岳コースでは 2,000mを超える山に挑む
そのため数十キロを上り 数十キロを下る
今年の『ジロー・デ・イタリア』では あるステージ(日々のレースのこと)において
アシスト一筋だった選手に ステージ優勝のチャンスが訪れた
だが すぐ後ろには 総合トップの選手が追走
あっという間に並ばれた
追いついてきた総合トップの選手と 追いついたアシストの選手とは
昨年 同じチームだった そして大いに助けられて 大きな大会を制した
抜こうと思えば抜けたはず
しかし 抜くことはなく
ゴール前 反対に助けるような走りさえした
ついに アシストの選手が1位でゴール!
歓喜のあまり ゴール後 彼は涙にくれていた
総合トップの選手のインタビュー
「彼はプレゼントをもらったんじゃなくて 自分から何度もアタックをかけて勝利をつかみにいったんだよ
勝利に値する選手だ
ボクは咄嗟に彼を助けた
そうしたいと思ったからやったまでさ」
アシストの選手は
「この勝利を 各チームのアシストたちも 喜んでくれるだろう」
真剣勝負の美しさを プロの最高峰の舞台で 画面を通して味わうことのできた 幸せな1日だった
では また来週金曜日に・・・。