●むこう向きのおっとせい その55
この土曜日、子どもたちを連れて、
秋の紅葉の観察と葉を採集するために寒霞渓に登った。
色とりどりの葉が見事に咲き誇っている。
子どもたちは気にいった葉を集めながら、元気な足取りで登っていく。
「疲れを知らない子どものように・・・♪」という歌があったが、
まさにその通りで、夢中になっている時の子どもは、
全く疲れないようである。
何食わぬ顔をして子どもと登っていたが、坂道続きの道はきつかった。
子どもが「きれいな葉がある。」と坂を走った時には、ついていけなかった。
う~ん、やはり年か。
ところで秋になると葉の色が変わるのは、寒くなってきて葉の働きがおとろえ、
葉の細胞の中で葉緑体が分解されたり、
もともと含まれていない赤色の色素が合成されたりするからで、
これは一言で言うと葉の老化現象らしい。
何だかそう考えるとわびしくなってくるが、
老化現象をきれいだと子どもたちから言われる葉っぱは、
幸せではないかとも思えてくる。
紅葉を見ながら葉っぱに感情移入したり、何かと感じるようになったことは
楽しい事でもある。
年を重ねることはそう悪くはないと思えてくる。
(子どもの作品です)
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