森山’s Honey Bucket 35
家内が胆石で入院してからの11日間、ぼくの起床は毎朝午前6:40です。
いやあ、早起き(僕にとってはですが…)は三文の得、貴重な体験を続けています。
(世の中のお母さん方やしっかり者の下宿生の皆さんには呆れられる話かもしれませんが…)
生まれて初めて、家事らしい家事というものを体験しています。
むろん僕一人ではなく、息子や娘にもそれぞれ役割分担がありますが…
ふだん母さんに任せ切っている仕事のたいへんさに改めて驚くやら感心するやら。
今朝の僕は…
犬のウンチを取り、おしっこを流し、犬用蚊取り線香をセットする。
樫の木から降る葉を掃き集め、キキョウやアサガオ・紫陽花などの植物に水をやる。
洗濯物をネットに仕分けして入れ洗濯機に放り込み、洗剤入れてスイッチオン。
それが音を立てて働いている間に朝ご飯を支度をする。
終わったら食器洗い。
それが音を立てて働いている間に朝ご飯を支度をする。
終わったら食器洗い。
そしてゴミ出し。
たかがゴミ出しされどゴミ出し。今日の生ゴミはちゃんとできたのですが…
3・4日前、「あゆみ!プラスチックゴミの日にペットボトルは出したらあかんのんか?」
こんなのはよくわからん。常識知らずの中年オッチャンです。
「ピーピーピーピー」おっと洗濯機が呼んでいる。
ネットの中の洗濯物は、干す前にいっぺんたたんでパンパン叩いてしわ延ばしするらしい。
このしわ延ばしが案外手間取るのです。よし、やっとできた。続きは息子にバトンタッチ。(娘は早朝から大学に出発するので、息子が洗濯干し係りに)ウーン息子もだんだんうまく干せるようになってきよった。
このしわ延ばしが案外手間取るのです。よし、やっとできた。続きは息子にバトンタッチ。(娘は早朝から大学に出発するので、息子が洗濯干し係りに)ウーン息子もだんだんうまく干せるようになってきよった。
カッターシャツのアイロン掛け、できたものの…ほんまにこれでええんかい?
そんなこんなで、あっという間に10時前。汗ぐっしょりで息が上がっています。
でも、実はどれも結構楽しいと感じながらやっています。
もちろん、嫁さんが元気に復活するまでという期限付きだから、そんな風に思えるのかもしれませんが… (退院まであとわずか、この忙しさもあとわずか?)
特に先日は愉快でした。
土曜日の夕食の鍋の材料を息子・娘と3人で買いに行きました。(夏はクーラー効いた部屋での鍋料理が美味しい!)
幸い夜の10時をまわっても開いているスーパーがあります。
珍しく兄妹の意見が一致したらしく「コラーゲン鍋」なるものに初挑戦することになりました。わいわいガヤガヤ。買ってきた材料を切り揃え、コラーゲン出汁に投入。
いけました。とっても美味しかった。よく食べよく飲みました。素敵な時間でした。
「土曜日担当あっ君こと池畑篤先生」がしばしば書いておられることに関して、
この何日間かで、自分なりに再確認できたことがあります。
仕事をするときは
①達成までの道のりが長い大きな仕事(目標)ならば、それを達成したとききっと喜んでくれるだろう誰かのことを思い描きながら取り組む。
人の喜びを糧にして頑張ることで、きっと誰かの役に立ちながら生きていける。
②仕事を小さなステップに分け、それを乗り越えるごとに感じる小さな達成感を大切にする。(うんと自分を誉めながら取り組む。)
息子が干してくれた洗濯物が時おり吹く風にやさしく揺れています。
ささやかな幸福を感じます。
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