森山’s Honey Bucket 91
実験学校2日目は早朝より暑かった。
今回のメインイベント「水晶山で水晶を探そう!」の開催日だ。
各6~9人、全9チームのそれぞれに担当の先生が付き、用意万端いざ出発!
バスに揺られること40分間。その後アスレチック感覚で、山の斜面を登ること15分。
おそらく地元の人しか知らないだろうポイントに到着。
担当の先生から約束ごとの確認を受け、開幕を告げるゴングが鳴った。
開始早々、低学年の男の子が「あった!」と叫ぶ。
見れば、小さいながら紛れもない水晶の結晶だ。
僕自身も綺麗な結晶を発見するぞ!と意気込んでいたが、なんのなんの…
開始後約1時間途切れることなく列をなして、
「先生、これ水晶?」と確認する子どもたちの対応に当たらねばならなかった。
中には、我々が下見で見つけることのできなかったくらい美しく立派な結晶を発見する子もあった。
「わあー、すごいぞ○○君!きれいな水晶だ!」と僕が感嘆の声を上げると、
瞬く間にその子は多数の仲間たちに囲まれ、「見せて。」「わあ、すごい。」「うらやましい。」などと時の人となる。
兎にも角にも、皆一所懸命水晶を探してくれた。
印象的だったのは、小5の男の子、
「先生お願い…嘘でもいいから『これ水晶だ。』と言って。」と手を合わせて頼んできた。
なんと可愛いことだろう。なんと健気なことだろう。
(残念ながらそうは言ってあげられなかったのだけど…ごめん。)
大きなものでも小指の爪ほど、多くはマッチの軸薬か小さい目の錠剤程の小粒なものだったけれど、ほとんどの子たちが自分の宝物をその手で見つけ出した。
炎天下、しんどくなる子も倒れる子も出ず無事大行事を終えることができたことを、
天の神様と、支えてくれた若手スタッフの皆さんに感謝したい。
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