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2025/01/01 19:22 |
むこう向きのおっとせい その2
昨日は藤原学園恒例の「とうふ作り」があった。
 
開始は午前10時。三大栄養素の説明の後。実験開始。
 
まずは一晩水に浸けてあった大豆をすりつぶす。ミキサーでやればあっという
間だろうが、そんなことはしない。各班すり鉢
すりこぎを使って
約40分ひたすらすりつぶす。


  
  最初はこんなものつぶれるのかと思っているのが、だんだんにつぶれていく。
みんな交代しながら大豆と格
闘だ。机の上に乗っているものもいる。今日は無礼講だ。
子どもと参加のお父さん、お母さんも同じように力をすりこぎに込めていく
。一人のお父さんは40分間一度も休むことなくすり続けておられた。すごいパワーだ。
顔には大豆が飛び散っている。

PAP_0000.JPG
「5,4,3、2,1,0。終了!」の合図で、第一段階終了。
 
 

次はすった大豆に水を入れ豆乳作りふきんに流しこんだ大豆をぎゅっと絞ると、
お鍋に豆乳が溜まって
いく。この絞るのがまた楽しい。
 
溜まった豆乳をコンロに掛けて熱する。しばらく見ていると豆乳があふれるばかりに
盛り上がってくる。鍋からあふれる寸前で火を止めるのがまた面白い。
 
そして温度計で80度になるのを待って、いよいよ にがりの投入
だ!ここまで約2時間。これまでの苦労が報われるか、緊張の一瞬。
しゃもじでゆっくり混ぜるとお鍋の中で豆乳がもろもろと固まりだす

「やったー。大成功だ!」
 
最後はこの粒粒の豆腐を型箱に入れて、固めれば完成である。
 
見事に豆腐は完成た。出来上がった豆腐は味噌汁に入れ、
おからに味付けをして昼食タイム。随分と体を使ったのでみんな食欲もりもり。
よく食べる。大食い競争である。今年の猛者はご飯、おから、味噌汁合わせて17杯。
食べに食べたものである。
 
この実験は50年近く学園では続けている。時間や労力をかけたにしては、
出来上がった豆腐はほんの小さなものだ。しかしながらその小さな豆腐を作るのに、みんながひとつになって、楽しく力を合わせて作っていく。
どの顔も笑顔に満ちている。
そして苦労の後に大豆が豆腐に変身する瞬間を目のあたりにする。
そこに感動がある。
 
それが続けている理由なのだ。本当にいい実験だとつくづく思う。
 
「感動するのをやめた人間は、生きていないのと同じことだ」    
                                       アインシュタイン
                         
                        
いくつになっても、いろいろなものに感動していたいものである
 
ではまた。
               PAP_0001.JPG                                                                                                真也                 
 
 

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2009/11/09 13:32 | Comments(0) | TrackBack() | むこう向きのおっとせい・・・真也のブツブツ

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