●むこう向きのおっとせい その61
去年と言ってもほんの3日前に終わったばかり。
日は連続しているのに、どこかで区切りをつけないと
人は気持ちが落ち着かないのかもしれない。
亡くなった数学者の森毅さんは、同じ自分でずっと過ごす事はない。
それは人生が50年だった時の話。
今は平均寿命が80歳にもなったのだから、人生を20年ごとに区切って、
20年ごとに新しい自分になってみるのがいいというようなことを仰っていた。
新たな年を迎えるにあたって、励みになる言葉だった。
年末よりずっと取り組んでいることがある。
「学習塾百年の歴史」という本が発行されることになり、
その中で「藤原学園」のことと「実験学校」のことを載せるとの事で、
原稿作成に忙殺されている。1500字×3が二つ分なので、ちょっと大変である。
文を書くにあたって、ヒゲ先生が塾を始めるに至った経緯、ヒゲ先生の子どもたちへの思いなど、ヒゲ先生の残した文を読み返す事になった。
今までで一番熱心に読んだかもしれない。
ヒゲ先生の後についてずっとやってきたので、ある程度ヒゲ先生の考えは理解しているつもりでいたのだが、ヒゲ先生の語ることは刺激的だった。
また気持ちも新たに、この仕事に取り組んでいこうと強く思った。
20年の区切りではないが、新たな20年が始まるつもりで、頑張っていこうと。
いいお正月を迎えることが出来た。
人は変わる。
一日、原稿書きの合間に花園へ「全国高校ラグビー」の試合を見に行った。
昨年東福岡高校に入学し、ラグビーをやっている林君を応援に行ったのだ。
およそ2年ぶりに会うことが出来たが、ほんとに逞しくなっていた。
昨年全国制覇を果たした東福岡で試合に出られる所までになったというのが凄い。
話す時間はほとんどなかったが、シャイなところは変わっていなかった。
思わず抱きつきたくなった。
彼を見て、自分も頑張らねばと勇気をもらった。
東福岡高校の優勝を願っておこう。
(花園ラグビー場の入口のアーチです)
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