●むこう向きのおっとせい その95
「宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ」が、
小惑星「イトカワ」で採取した微粒子の初期分析結果が
26日発行の米科学誌「サイエンス」で特集された。」
という記事が26日の新聞に掲載されていた。
「はやぶさは」 2003年5月にM-Vロケット5号機で打ち上げられ、
小惑星「イトカワ」に着陸、「イトカワ」の表面の試験片を採集し、
帰ってくるというもので、いままでNASAでさえ出来なかった
画期的な事だったらしい。
タイミングよく一昨日
「「HAYABUSA BACK TO THE EARTH」
という番組をプラネタリウムで見た。
「はやぶさ」は燃料漏れや地球との通信もできなくなるなど
数々のトラブルに見舞われ、満身創痍になりながらも
7年間・60億キロメートル、何度も宇宙に消えてしまいそうな危機を脱して、
地球目指して「あきらめない」で帰ってくる。
そんなに懸命に帰ってくるのに、最後は試料を載せたカプセルだけが地上に降り、
「はやぶさ」自身は大気圏に突入し、燃えつきてしまう。
大気中で燃える「はやぶさ」を見ていると
感情移入してしまって、思わず涙腺が緩んだ。
そして今日改めて「はやぶさ」の事をいろいろ調べたが、
すごくドラマチックだった。
「はやぶさ」とともに7年間、大変な苦労を重ねた研究員にとって、
「はやぶさ」は我が子のようなものであろう。
大気に突入する直前、JAXAの研究員は「はやぶさ」に最後に地球を見せようと
地球からの操作により、「はやぶさ」の姿勢を整える。
最後の力を振り絞って写した写真はほとんどが真っ黒だったが、
最後の一枚に地球が写っていた。
「はやぶさ」が燃え尽きる瞬間、彼らの気持ちはどのようなものだったのだろう。
自分の役目を全うして、最後は燃え尽きる。
切なくはあるが、その潔さが胸を打つ。
10月にこの「はやぶさ」をモチーフにした映画が上映される。
それ以降もどんどん映画化されるらしい。
是非とも見なくては。
ではまた。
「宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ」が、
小惑星「イトカワ」で採取した微粒子の初期分析結果が
26日発行の米科学誌「サイエンス」で特集された。」
という記事が26日の新聞に掲載されていた。
「はやぶさは」 2003年5月にM-Vロケット5号機で打ち上げられ、
小惑星「イトカワ」に着陸、「イトカワ」の表面の試験片を採集し、
帰ってくるというもので、いままでNASAでさえ出来なかった
画期的な事だったらしい。
タイミングよく一昨日
「「HAYABUSA BACK TO THE EARTH」
という番組をプラネタリウムで見た。
「はやぶさ」は燃料漏れや地球との通信もできなくなるなど
数々のトラブルに見舞われ、満身創痍になりながらも
7年間・60億キロメートル、何度も宇宙に消えてしまいそうな危機を脱して、
地球目指して「あきらめない」で帰ってくる。
そんなに懸命に帰ってくるのに、最後は試料を載せたカプセルだけが地上に降り、
「はやぶさ」自身は大気圏に突入し、燃えつきてしまう。
大気中で燃える「はやぶさ」を見ていると
感情移入してしまって、思わず涙腺が緩んだ。
そして今日改めて「はやぶさ」の事をいろいろ調べたが、
すごくドラマチックだった。
「はやぶさ」とともに7年間、大変な苦労を重ねた研究員にとって、
「はやぶさ」は我が子のようなものであろう。
大気に突入する直前、JAXAの研究員は「はやぶさ」に最後に地球を見せようと
地球からの操作により、「はやぶさ」の姿勢を整える。
最後の力を振り絞って写した写真はほとんどが真っ黒だったが、
最後の一枚に地球が写っていた。
「はやぶさ」が燃え尽きる瞬間、彼らの気持ちはどのようなものだったのだろう。
自分の役目を全うして、最後は燃え尽きる。
切なくはあるが、その潔さが胸を打つ。
10月にこの「はやぶさ」をモチーフにした映画が上映される。
それ以降もどんどん映画化されるらしい。
是非とも見なくては。
ではまた。
PR
●むこう向きのおっとせい その94
7月の後半から始まった合宿も、学園本科の合宿をもって全て終了した。
今年も大きな事故、怪我なく終えられた事にホッとしている。
今回の合宿で特に印象に残ったのは、中学部のオリエンテーリング。
「オリエンテーリング」は今から約40年前に始まった行事で、
出発地点まで子どもたちを連れていき、後は地図を頼りに宿舎のある
「星くずの村」まで帰ってくるというものである。
長い間25キロメートルという距離であったが、最近は猛暑の時が多く、
距離は20キロ前後になっている。
今年トップで帰ってきたのは2年生のM君とS君。
M君は昨年初めてオリエンテーリングを経験して
自分の体力のなさに愕然としたようで、
それ以来この夏のオリエンテーリングに向けて、
毎日2キロのジョギングを欠かさなかったらしい。
一緒に走ったS君はバスケットクラブに所属。
普段から走り込みもし、体力は十分にある。
かたやM君は理科部である。
その彼が今年のオリエンテーリングで、驚異の走りを見せた。
いつも先頭を走る生徒に併走しているトライアスロンもこなす、
学園のY先生も、歴代の中でもっともよく走ったチームだと評価した。
M君の普段のトレーニングが見事に生きた。
目標を定めて、それに向かって日々努力し、その結果がでる。
M君にとって、最高の合宿になったのではないだろうか。
「走る」理科部。とっても素敵だ。
体験することで人は成長する。
それぞれの生徒に、それぞれの思い出を刻んだ夏が終わった。
ではまた。
今年のオリエンテーリング出発点・エンジェルロードです。
満潮になると道がなくなります。
7月の後半から始まった合宿も、学園本科の合宿をもって全て終了した。
今年も大きな事故、怪我なく終えられた事にホッとしている。
今回の合宿で特に印象に残ったのは、中学部のオリエンテーリング。
「オリエンテーリング」は今から約40年前に始まった行事で、
出発地点まで子どもたちを連れていき、後は地図を頼りに宿舎のある
「星くずの村」まで帰ってくるというものである。
長い間25キロメートルという距離であったが、最近は猛暑の時が多く、
距離は20キロ前後になっている。
今年トップで帰ってきたのは2年生のM君とS君。
M君は昨年初めてオリエンテーリングを経験して
自分の体力のなさに愕然としたようで、
それ以来この夏のオリエンテーリングに向けて、
毎日2キロのジョギングを欠かさなかったらしい。
一緒に走ったS君はバスケットクラブに所属。
普段から走り込みもし、体力は十分にある。
かたやM君は理科部である。
その彼が今年のオリエンテーリングで、驚異の走りを見せた。
いつも先頭を走る生徒に併走しているトライアスロンもこなす、
学園のY先生も、歴代の中でもっともよく走ったチームだと評価した。
M君の普段のトレーニングが見事に生きた。
目標を定めて、それに向かって日々努力し、その結果がでる。
M君にとって、最高の合宿になったのではないだろうか。
「走る」理科部。とっても素敵だ。
体験することで人は成長する。
それぞれの生徒に、それぞれの思い出を刻んだ夏が終わった。
ではまた。
今年のオリエンテーリング出発点・エンジェルロードです。
満潮になると道がなくなります。
●むこう向きのおっとせい その93
実験学校が終わってから、とんぼ返りで島に戻り
「あずき王国」の合宿を見学した。
「英語村 あずき王国」は昨年からスタートした、英語漬けの合宿である。
(詳しくはホームページをご覧ください)
カナダと日本の架け橋になるという夢を抱いてカナダに渡った、私の弟が主催している。
(彼は英語村では、生徒からkingと呼ばれている。)
先生たちはバイリンガル教師、英語ネイティブ教師、
そして、多くの英語をペラペラに話すスタッフが、
生徒3,4人に対して1人付いて指導する。
授業中だけでなく、休憩時間も、遊び時間も、お風呂の時間も、
食事中も、スポーツの最中も、散歩中も、
ぜーんぶ英語!というのが特徴である。
今年は8日から10日まで、樟蔭高校の「児童教育コース」の生徒が参加。
3月に下見に来られてから、ずいぶんと案を練られようで、実に素晴らしい合宿だった。
彼女らが英語ネイティブと触れ合っている姿は、ナチュラルで、屈託がない。
私はどうも外国の人を見ると勝手に体が回れ右をしてしまうのだが。
合宿で特に印象に残ったのが、2日目のリクレーション。
前もっていろんな小道具をそろえ、練習も積んできたようで、見応えがあった。
英語で歌を歌ったり、ゲームをしたり、「あずき王国」に来ている子どもたちを巻き込んで
熱気に包まれた、ほんとに楽しい時間だった。
見ていて体が動き出した。
側にいたネイティブスタッフに思わず「Exciting!」と叫んだら、
彼は「Great exciting!」と返した。
何だか同じ思いを共有したと思ったら、親近感が持てた。
それ以降、少しではあるが、彼ら(英語村のネイティブ)と触れ合うことが出来た。
やっぱり体験してみないと新たなステップには進めない。
「あずき王国」や「樟蔭高校」の生徒たちにとっては本当に貴重な体験になったことだろう。
英語村のTimさんと別れ際に
「See you next year.」と言って、がっちり握手した。
来年も行くことになりそうだ。
ではまた。
実験学校が終わってから、とんぼ返りで島に戻り
「あずき王国」の合宿を見学した。
「英語村 あずき王国」は昨年からスタートした、英語漬けの合宿である。
(詳しくはホームページをご覧ください)
カナダと日本の架け橋になるという夢を抱いてカナダに渡った、私の弟が主催している。
(彼は英語村では、生徒からkingと呼ばれている。)
先生たちはバイリンガル教師、英語ネイティブ教師、
そして、多くの英語をペラペラに話すスタッフが、
生徒3,4人に対して1人付いて指導する。
授業中だけでなく、休憩時間も、遊び時間も、お風呂の時間も、
食事中も、スポーツの最中も、散歩中も、
ぜーんぶ英語!というのが特徴である。
今年は8日から10日まで、樟蔭高校の「児童教育コース」の生徒が参加。
3月に下見に来られてから、ずいぶんと案を練られようで、実に素晴らしい合宿だった。
彼女らが英語ネイティブと触れ合っている姿は、ナチュラルで、屈託がない。
私はどうも外国の人を見ると勝手に体が回れ右をしてしまうのだが。
合宿で特に印象に残ったのが、2日目のリクレーション。
前もっていろんな小道具をそろえ、練習も積んできたようで、見応えがあった。
英語で歌を歌ったり、ゲームをしたり、「あずき王国」に来ている子どもたちを巻き込んで
熱気に包まれた、ほんとに楽しい時間だった。
見ていて体が動き出した。
側にいたネイティブスタッフに思わず「Exciting!」と叫んだら、
彼は「Great exciting!」と返した。
何だか同じ思いを共有したと思ったら、親近感が持てた。
それ以降、少しではあるが、彼ら(英語村のネイティブ)と触れ合うことが出来た。
やっぱり体験してみないと新たなステップには進めない。
「あずき王国」や「樟蔭高校」の生徒たちにとっては本当に貴重な体験になったことだろう。
英語村のTimさんと別れ際に
「See you next year.」と言って、がっちり握手した。
来年も行くことになりそうだ。
ではまた。
●むこう向きのおっとせい その92
2泊3日の実験学校を今日無事に終えた。
普段の実験学校と違い、夏休みは1泊多い。
行事は普通の実験が二つと自然体験。
今回の自然体験は
海ほたるの観察
天体観測
水晶を探す
プールで泳ぐ
海辺の生物観察
「海ほたる」は、今年は例年以上に多く見られ、砂浜の波打ち際で、波が来るたびに青い光を放つ。
砂浜を踏むと、靴の周りがボッと光るほどの大量だった。
「天体観測」は空が晴れ、夏の大三角・蠍座・射手座・春の大曲線・カシオペアなどが観測でき、天の川までくっきりと見えた。
夏の星座と海ほたるの共演は見事だった。
「水晶を探す」は今回のメイン行事で、島の北にある水晶山にて水晶を探した。
照りつける日差しの中で、子どもたちは時間を忘れて水晶探しに没頭する。
見つかった水晶は小さなものだったが、自らの手で見つけた水晶は特別の宝物になったのではないだろうか。
「海辺の生物観察」では、ウニ・ヒトデ・ウミウシ・ナマコ・ツノヒラムシ・ヒザラガイ・イシダタミガイ・マツバガイ・イソガニ・モズクガニなど多くの生物を採取することが出来た。
子どもたちは生物の多様性を改めて感じたのではないだろうか。
それにしても子どもたちや若きスタッフのエネルギーは凄まじかった。
朝から就寝するまで、フル回転だった。
これからとんぼ返りで朝1時の船で島に戻る。
彼らからもらったたくさんのエネルギーで頑張らねば。
ではまた。
●むこう向きのおっとせい その91
先日育英西中学の理科実験合宿があった。
今年で3年目になる。
実験はカエルの解剖を初めとして、薬品の恐さと面白さ、金貨銀貨作り、
海辺の生物観察、花火作りとバラエティに富んでいる。
カエルの解剖は女の子ばかりでどういう事になるのかと心配したが、
みんなたじろぐ事なく、真剣に取り組んでいた。
海辺の生物観察は、昼の2時頃にスタートと、最も暑い時間帯での実習だったが、
時間が来るまで海の中の石をひっくり返し、暑さに負けず、熱心に採取していた。
村に帰ってからの採取してきた生物の観察も配布したプリントと見比べながら、
しっかりと取り組んでいた。
どの実験に対しても、彼女たちは非常にパワフルだった。
なでしこジャパンの活躍に象徴されるように、
これからますます女の子が元気になっていくんだろうなと実感した2泊3日だった。
ではまた。