●むこう向きのおっとせい その85
16日17日と桐蔭中学の理科実験合宿があった。
16日17日と桐蔭中学の理科実験合宿があった。
今年は一クラス増えての6クラス。
カエルの解剖・薬品の怖さと面白さ・金貨銀貨作り
化石コハク磨き・花火作り・LEDを使った光の実験
化石コハク磨き・花火作り・LEDを使った光の実験
の6つの実験を子どもたちに体験してもらった。
自分は薬品の怖さと面白さの実験を担当。
まず最初にアンモニアの匂いを嗅ぐところから実験スタート。
手で仰いで嗅ぐというのは知識として知ってはいるのだが、
実際に嗅いだ事がないので、まともに嗅いでしまう子が続出。
しかしながら隣の子が涙を流してのけぞっているのに、
それでも怖がらずに嗅いでくる。
自分で確かめないと気が済まない。この姿勢がほんとにいい。
アルコールを机に垂らして火をつけたり、ブタンガスを燃やしたり、水素を爆発させたり、
硫酸を雑巾にたらしたり、塩素酸カリウムと赤燐を混合させて爆発させたりと実験の連続だったが、
子どもたちの反応はすこぶる素晴らしかった。
子どもたちの反応はすこぶる素晴らしかった。
初めて出会ったにもかかわらず、ひとつの空間が出来上がっていく。
こちらの一挙手一投足に敏感に反応してくる。
こんなに楽しく授業を出来ることはそうそうない。
実験をしていて幸せを感じた。
最終日の夜、自分たちで作った花火に点火してすべての実験が終了。
最後に実行委員の代表の女の子が、全員の前で我々に感謝の言葉を述べてくれたのだが、
緊張で言葉が何度か出てこなかった。
緊張で言葉が何度か出てこなかった。
書いたものを持っているので、見ながら言ってもいいところを、
懸命に思い出しながら、気持ちを伝えようとしている姿がとっても印象的だった。
後で見たら泣いて友達に慰められていたので、
「とってもよかったよ。」と声をかけた。
ほんとにいい時間を共有できた。
彼らに出会えたことに、むしろこちらが感謝したい。
一期一会の出会い。
彼らの未来が輝くものになることを遠くから応援するとしよう。
ではまた。
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ワクワクの土曜日担当、池畑ことあっくんです☆
本日も僕のヒトリゴトにお付き合い下さい♪
人見知りで恥ずかしがり屋。
その上、小心者。
初対面の人に話しかけることはおろか、
お店に入って店員さんに声をかけるのにも緊張する。
人前に立って話しなんてしようものなら、
手も足も震えてガクガク。
さて、これはいったい誰のことでしょうか?
他でもない池畑ことあっくん、僕のことなんです。
日頃の授業のときの僕を知っている皆さんはこう言うかもしれませんね。
「絶対ウソや~~~!」
実際、
「実は人見知りで・・・」
なんて話をすると、
「よく言うわー!」
って言われます。
でも本当なんです。
子どもの頃から人見知りで恥ずかしがり屋で小心者。
もしも皆さんの目に映る僕の姿がそうでないとするならば、
それは僕の演技力のせいでしょう。
人前で話をしなければならないとき(それが仕事なんですが)、
僕は「スーパーあっくん」になりきります。
「スーパーあっくん」はどんな人前でだって臆することなく堂々と話しをすることができる。
そんな自分を想像して、その役を演じるわけです。
恥ずかしがらずに堂々と話すことは急にはできなくても、
堂々と話す「フリ」をすることは意外とできるものです。
昨日まで大阪桐蔭中学校の合宿がありました。
40数名の前で授業をし、最後には約250名の前で話をしなければなりませんでした。
普段のあっくんならきっと失神してます(笑
でも僕の演じる「スーパーあっくん」はしっかりと授業をしていました。
できないことや苦手なことがあるとき、
まずは「できるフリ」をしてみる。
森山’s Honey Bucket 84
今回の実験学校・特別回から
ホタルまつりに出発するとき、虫かごを持っている子がいた。
「これこれ!ホタルは観るだけ、採ってはいけないんだよ。」
「ホタルは命が短いし、子孫を残すために一所懸命に光ってるんやから、自然の中で自
然に光らせてあげないとあかん。」
と注意するぼくに、
「わかってる。かごに集めて見るだけやから…」
「だいじょうぶ。あとでぜったい逃がすから!」
と屈託の無い、元気な返事が返ってきた。
温泉・・・
屋台・・・
川べりや林に飛び交うホタル・・・
いっぱいいっぱい素敵な時間が流れた。
やや?? あれは…
ふと、たくさんのホタルで輝く虫かごが目に入った。
しばし離れたところから様子を伺っていると、
何人もの子たちが、
飼育小屋のおじさんにプレゼントしてもらったホタルや、
ナイスキャッチ?したらしいホタルを、
例の子の持つ虫かごに集めている。
たしかに、たくさん光っている。
複数犯だ!
彼らに近づいて、「これ、採ったらあかんやろ!」と言いかけたとき…
「これで『星くずの村』もホタルの村になったらええのになあ…」と言う子どもたちの会話
が聞こえてきた。
この子たちは力を合わせてホタルを集め、
「星くずの村」で放とうと計画していたのだ。
正しい行いでないことはわかっていた。でも…
「何年か後に『天の川』※に飛び交うたくさんの光を想像した」彼らの純粋さに、ぼくは打たれた。
帰りの車で大切そうに抱いていた虫かご。
彼らは「星くずの村」に帰り着くやいなや、
天の川の岸辺でその扉を開いた。見事なまでの潔さで。
開かれた扉から、たくさんの光が舞って出た。
「星くずの村」で初めて見たその景色の美しさにしばし見とれていた。
子どもたちの共犯者になれたことを嬉しく感じた。
※天の川…「星くずの村」にある人工のせせらぎ
※天の川…「星くずの村」にある人工のせせらぎ