忍者ブログ
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


2025/12/16 09:29 |
油絵の具

森山’s Honey Bucket 46

 高校時代の2年間と少し、油絵の具にまみれることになった。 

夏の合宿では、早朝から日暮れまでひたすらキャンパスに向った。
志摩半島の突端にある「波切」という、大きな灯台のある漁村だ。
 
 早い朝食の後、キャンバスと油絵の具や絵筆の入ったカバンを抱え漁村の階段や坂道を歩きまわる。
そして気に入った風景に出会うと、構図を決定し早速描き始めるのだ。
 
 合宿所の民宿「もへじ屋」にOBの方がトラックで運んでくれているキャンバスは、合宿前に美術部員総出でこしらえたもの。
新品のキャンパス(型枠の桟にベニヤ板を打ちつけ白いペンキを塗布したもの)も一応作る。
しかし大部分は経費と労働力を削減するため、先輩が過去に描いた作品を上から白いペンキで塗りつぶして自分たちのキャンパスにする。
リサイクルと言えば響きはいいが、紛れもなく先輩の作品を無きものにする荒業だ。
しかしこのことは、当時すでに美術部の伝統であったから仕方がない。
 合宿中利用するベニヤ板製キャンパスは、小さいものでも30号、大きなものは60号
(60号は大体130cm×90cm位)運ぶのもなかなか大変だった。
 
 
 
 朝のうちに1作、昼ご飯前から2作目にかかり、3時頃には3作目に突入。
朝一から日暮れぎりぎりまで、階段や地べたにしゃがみこんだり、民家の庭先の石垣に腰を下ろさせてもらったりしてひたすら描いた。
(もちろんイーゼルなんて洒落たものは使用しない。)板キャンも地べたに置くか石垣に立て掛けるのだ。
 ほっと一息のかき氷の美味しさも懐かしい。充実の真夏の3泊4日だった。
 
 
  
 ともに油絵の具の香りの中で過ごした高校時代。
 全日本学生絵画コンクールでの学校賞(最高賞)を目指し、夜遅くまで絵筆を動かし励ましあった。
 競いもしたし恋もした。
 
  想えば、すべてに夢中だった。
 
 
 今メンバーのほとんどが美術とは無関係な仕事に従いている。それは少しも不思議だとは思わない。
でももういい歳になった我々が、年2回は顔を合わせ、食べ・飲み・歌い・騒ぎ、心満ち足りた時間を過ごしている。それは不思議だ。
今年もあと少しでその至福のときが訪れる。
 
 
 これから高校への扉を開く人たちよ、どうか素敵な3年間であれ!
 
 一生物の宝である友人と出会える3年間となるように願う。 
PR

2010/09/16 10:34 | Comments(0) | TrackBack() | 森山's Honey Bucket
小豆島の昆虫
小豆島にはいっぱい虫がいる。訳の分からない名前の虫もたくさんいる…。

ゾウムシ…見た目はゾウみたいに鼻が長くかわいいが、木や根にその口を挿し液を吸う害虫。小豆島には

       オリーブゾウムシがいる。

トゲトゲ…マリオに出てくるやつではなく本物の虫。小豆島にいるかどうかは知らない。

トゲナシトゲトゲ…トゲのないトゲトゲの仲間。どっちやねん。

ウスバカゲロウ…薄羽かげろうであるが、作家 北杜生は『どくとるマンボウ昆虫記』の中でこれに「薄 馬鹿
          下郎
」と当てたかわいそうな奴。アリジゴクの成虫。小豆島にもいる。

ハラオカメコオロギ…原 お亀(ひょっとこ・お亀のお亀)コオロギ。顔がお亀に似ている。小豆島にいる。

ミツカドコオロギ…三つ角 コオロギ。顔を後ろから見ると三つ角(三角形)のコオロギ(前から見ると十字形)。

           小豆島にいる。

これから秋には鳴く虫もたくさん出てくる。小豆島でも聞いてみよう!



2010/09/15 18:18 | Comments(0) | TrackBack() | ここは林の道かね?
2010年 夏期合宿 集合~到着まで
飯ごうすいさんの記事が先行しましたが、今回から、
数回にわたって、夏期合宿を順番に報告していきたいと思います。

P8216099_R_R.JPG












さんふらわあは、大阪南港を出発するため、各校にいったん集まって、
バスで、移動します。ここまでで、既に、ちょっとした旅行気分です。
P8216111_R_R.JPG
















連結部分は、地上より相当高いところにあります。
航空機の搭乗のようです。
P8216112_R_R.JPG
















僕は、若干高所恐怖症なので、ここからの景色はゾクゾク
してしまいます。写真は、撮るんですが!
P8216123_R_R.JPG












船内は、窓からの景色を見なければ、ホテルと変わりないぐらい、
巨大です。
超広角レンズでもとらえ切れません。
P8216133_R_R.JPG
















専任スタッフは、到着までミーティングがあるため、
船内での皆さんの様子の報告は割愛。
あっという間に、小豆島です。
P8216148_R_R.JPG
















そこまで必要ないだろう!
っていうぐらい、ぎらぎらと、晴天で、
日陰のたびに、ホットします。
この鳥居の辺りが、心理的に一番きついですね。

星くずの村まで、もうひとふんばりです!

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
星くずの村fotologueも同時に記事アップ中です。
本科の夏期合宿とはまた違う雰囲気です。
併せて、リンク先をご覧下さい。

本科生も参加していただける、今週末の実験学校特別回の締め切りは本日中です。
お早めにお申込みください。

2010/09/14 00:00 | Comments(0) | TrackBack() | 【学園 fotologue】 posby:溝端
慣性の法則
●むこう向きのおっとせい その46

慣性の法則とは
物体に外部から力がはたらかないとき、または、はたらいていてもその合力が0であるとき、静止している物体は静止し続け、運動している物体はそのまま等速度運動(等速直線運動)を続ける。
 
 
と中3理科で習う物理の法則である。
 
 
この慣性の法則を身をもって体験した事がある。

小学校の4年生ぐらいだった思うのだが、父親と単車で出かけた時の事である。

季節は初夏。

 後部座席に座っていた私は、心地よい風に吹かれ、
移りゆく景色を見ながら気分は爽快であった。
 
スピードがだんだん遅くなってきた時に、私は何気なく地面を見た。
すると地面はどんどん後ろに流れていく。
まるで地面のほうが走っているような錯覚にとらわれた。
 
それが面白くてしばらく眺めていた。
そしてスピードが随分遅くなったときに、
 
「飛び降りてみよう。」と突然思ったのだ。
 
飛び降りたら、すっくと立っていると自分ではイメージしていた。
 
そして飛んだ。
 
結果は悲惨だった。
 
慣性で前に向かっている私の体は、そのまま前のめりに、地面にたたきつけられたのである。
 
顔面および、膝は血だらけになった。
 
しかし子どもが飛び降りるなんて予想もしていない父親は、息子の惨状に気づかずそのまま走り続けた。
 
自分の予想が違っていたのと、血だらけのWショックの私は、走りゆく父親の単車の後を、泣きながら追いかけた。
 
それを見ていたトラックの運転手さんが父親を追いかけて、「お前の息子が落ちとる。」と教えてくれて、ようやく父親は息子の非常事態に気づいたのである。
 
 
なぜ飛んだのか、今でも謎だ。
 
 
そんな息子を見て笑っていた、若き日の父親との貴重な思い出である。
 
 
ではまた。

(昨日我が家から見た夕焼けです)

2010/09/13 11:19 | Comments(0) | TrackBack() | むこう向きのおっとせい・・・真也のブツブツ
機を逸する
 「ケーキとかピザ無茶デッカイねん!洗剤もビックリするで~!」と、
51期生のYちゃんから聞いて、「私も行ってみるわあ~」と会話してから4年経った。

やっと今日行った『コストコ』

初めてその名前を聞いた時、膝から下は捨てとこ、から名前が付いたらしいステテコみたいやなあと思った。
外資系の大型スーパーコストコ…駐車場に入るまでと停めるまで、かなりの時間が掛かるほどの盛況ぶりだった。Yちゃんが言ってたピザはどうやって焼くのかと思うほどデカかった~ロールパンは36個入り523円とお買い得。でっかいカートを押して満員の店内で物色するのはかなり苦労もあったが店内の商品を見るのは面白かった。

やっと、コストコデビューしたなあ…

近鉄ハーツが出来て暫くして、西宮に住む友人が、ハーツの中のカーニバルプラザでランチするねん、と若江岩田の駅でばったり会って、「あんた近いのにまだ行ったことないの~なんでやのん?」と不思議がられてから、私がカーニバルプラザに行ったのはそれから2年位経っていた。

ヨーカドーが出来てから、行ったのは1年位経っていたし、アリオのMOVIXにはこの春アバターでデビューした。

若江岩田駅南に出来たラーメン店はその頃助手だったI先生のお母様の知り合いの店で、美味しいと聞いたので「行く行く~」と言いながら気付いたらインド料理店に変わっていたし、そのインド料理店も面白いよ~と聞いて「行く行く~」と言ってる間に接骨院になった。

諦めの早い私は「縁が無かったね~」で片付けてしまう。

「機が熟す」、「機を逸する」、「機に乗ずる」

物事にはそういう機会、時機があるのであろう


昨夜、父が最近めっきり弱ったと報告した学園の先輩は、他の二人の先輩に呼びかけて早速今日お見舞いに来てくださった。

一人は母親の介護に明け暮れる日々、もう一人は自身が難病に侵されておられる、そしてあとのお一人は癌を宣告されている先輩たちだ…なんと動きの早い…昔からそれぞれ優秀な人たちだ、と父からは聞いていたが…自身がままならない身の上で…父はすこぶる喜び、昔話に花が咲いた…



自分に与えられた『機』というのがあるなら、これから私は逸してはいけないなぁ~と思った。

2010/09/12 23:54 | Comments(0) | TrackBack() | 塾女Hitopiは見た☆

<<前のページ | HOME | 次のページ>>
忍者ブログ[PR]