森山’s Honey Bucket 93
いつも家族のことを見守ってくれて
ありがとう
本当ならば満80歳のお祝いができたはずの誕生日の今日、
残念です。
ちょっとだけ上等のお酒用意しました
大好きな音楽を家族みんなと聴きながら
どうか美味しく飲んでください。
(おっと今夜息子は合コンで留守でした…ついでにそっちも応援してやってください。)
それにしても、うちは毎日お盆ですね?
迎え火も送り火も、行き帰りの乗り物も用意できていないというのに、
毎日のように呼び出されては往復してもらっています。ごめんなさい。
我が家の鈴虫 合唱をはじめました。
こちらにいたときは耳が遠かったけれど、今は鳴き声しっかり聞こえていますか?
日が暮れるのが早くなり 夜が長くなるにつれ
寂しさは今よりちょっぴり増すかもしれません。
お母ちゃんもそうだと思います。
まあそんなときは、今までみたいに厳しく励ましてください。
お誕生日 おめでとう。
(私事ばかりでブログを終えます。すみませんでした。)
ヒゲさんはそれをちゃんと実行しておられた。
てはいけない。
かつて「水晶山」と地元の方が親しみを込めて呼んだ山があると言うではないか…
森山’s Honey Bucket 89
生まれて初めて「写仏」を経験した。
「写経」はよく耳にするが、「写仏」は聞くのも初めてだった。
原画となる観音様の絵に半紙を重ね、筆ペンでそれをなぞっていく…
干支ごとに写仏する観音様が異なるのだが、
「同じ観音様を写しても、二人として決して同じお姿にはならない。」
「不思議と描いた人に似る。」
「ふと、我を忘れる。」
など、お世話してくださる方のお話を聴き、
いざ、筆を取った。
「そろそろ、法要が始まりますので…」
「えっ?もうそんなに時間が経ったのですか?」
思わずその声を聞いた我が耳と、柱時計を見やった我が目を疑った。
これほどまでに時間を短く感じたことがかつてあっただろうか…
いや、無いことは無い。
おそらくはあったはずだ。
しかしそれは、大好きで大好きでたまらない何事かを、
ずっとずっと待ちわびて、やっと経験できた…
そんな時に限られていたはずだ。
仏様を写す。
失礼ながら、ずっと楽しみにし、待ちわびた…ことではない。
一所懸命に、ただひたすら打ち込んだ。
我を忘れた。
ただそう出来たことで、自分の中の大きな「集中力」を呼び覚ましてもらえた気がした。
自分を前向きにしてくれる材料は、
存外身近で出番を待ってくれているのかも知れない。