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2025/07/08 20:19 |
お花見
森山'S Honey Bucket 23

 ぼくは桜が大好きです。

 ひょっとするとこの国の人たちのDNAにはそれが共通の情報として刷り込まれているのか?と思えるほど、その日の大川沿いは桜見物の人たちでごったがえしていました。
 
 「今年もまた桜を見ることができた。神様やあんたらに感謝してる・・・。さて来年は見れるかしら…」という母親の言葉に
「何言うてるん。そんなん見られるに決まってる。」と返事をしつつ、
「どうかどうか次の春もそろって桜が見られますように・・・。」と神様に願っている僕です。


 今年は大川沿いをしばし歩き、足腰に爆弾の抱える母親と水都大阪の誇るアクアライナーに乗って水上からも桜並木を堪能しました。 ほんとうに綺麗でした。

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2010/04/08 14:28 | Comments(0) | TrackBack() | 森山's Honey Bucket
個展?2
森山's  Honey  Bucket  22
 
 
春合宿の遠足で歩いた海岸沿いの道。
天候にも恵まれ、改めて島の風景に心を動かされた。
 
波静かな入り江、内海湾のおだやかさ。
高くそびえる星ヶ城・美しの原の両山の雄大さ。
山を深く刻み込む寒霞渓の荒々しさ。
小さな漁村の屋根を照らす陽の光のやさしさ。
青く高い空。自由な感じの雲。
 
なんともいえぬ春の香り、潮の香り。
 
それらの背景とみごとにマッチする子どもたちの笑顔。
そして歓声。
 
 
素敵なところ
すてきな時間
 
いつの日か、
スケッチブックやカメラを手に
ゆっくり、のんびり、島をまわることができたらいいのになあ…
 
 
てなわけで、久しぶりに個展?開かせていただきます。
(遠足の風景とはひとつも関係ありませんが…)

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題名は上から
 
漁村の風景 古都の道 森山商会 冬の寺 当麻寺 塔遠望

2010/04/01 02:43 | Comments(0) | TrackBack() | 森山's Honey Bucket
バリカンのあと

森山s Honey Bucket 21


中学生になったら憧れのテニスを始めよう、そう思っていた。
しかし僕が通うことになった精華中学にはテニス部がなかった。
(春休みに引越しをし、新天地で迎える中学。知らないことだらけだった。)

ならばと覗いた剣道部は部室のあまりの悪臭に、もう一度ここを訪ねる気が失せた。
(
僕の鼻は臭いものにたいそう敏感だった。当時は

次に野球部。監督の加藤先生のノックを受ける先輩や同輩の姿が格好よかった。
気持ちは決した。しかし、五分刈りのグリグリ頭をした自分を想像するのは悲しかった。

散髪屋さんのバリカンは一撃で坊ちゃん刈りだった僕の人相を変えた。

散髪屋のおじさんはまず、僕の頭のど真ん中に幅5cm程の鮮やかなバリカンラインを描いた。
まさにその直後、とびらの向こうの部屋から奥さんらしい人の声がし、呼ばれるままに店主はバリカンを置いて部屋に消えた。あろうことか店主は夕食を取り始めたようだ、お客様である僕を放置して…。
その間、取り残された僕は目の前の鏡に映る自分をただ呆然と眺めていた。そこには頭を完璧に分断する滑走路にも似たバリカン跡が前から天辺を経由してうしろのほうまで1周していた。
ちょっと泣きそうになった。

やがて「ごめんごめん。」と出てきたおじさんは、今食べ終えたばかりの夕食の香りをたくさん撒き散らしながら、しかし手際よく僕の頭をグリグリに丸めてくれた。

「はいできあがり。」僕の頭を撫でながらおじさんは言った。

それはそれでいい時代だったのかも?

ちょっと好きだったSさんの家の前を全力で走り抜け、家に向かった。 


どうして僕は高校の美術部で油絵に夢中になったのか…
そんなことをブログに記そうと思いつつパソコンの前に座ったつもりが、なぜだか「計画変更!」こんなことになってしまった。


2010/03/25 00:00 | Comments(0) | TrackBack() | 森山's Honey Bucket
合格を祈るお餅
森山’s Honey Bucket 20

公立高校入試の朝、中3生が少しでも平静に受験に臨めるように…と正門前で合格祈願の「力餅」を渡して激励の声を掛ける。
 学園12期生から始まったと聞くこの行事。あらためて指を折ると43年目を迎えたことになる。受験生がたとえ一人の高校でも、どんなに遠くに位置していても、凍てつく大雨の日でも、学園の素晴らしい伝統としてスタッフの手で受け継がれてきた。 
 今から35年前の3月、僕自身も「お餅」と「ひげ」をいただきパワーを得た一人だ。
 
 
子どもたちは個々まったく別々の表情でやってくる。
 
いつもと変わらぬ陽気な笑顔で来る子。
緊張のためか白く見える顔つきで現れる子。
乗る電車を間違え降りるべき駅を素通りした、と息せき切らしギリギリに飛び込んでくる子。
異常にハイテンションでわめき散らしている子。
いつもの半分ほどの口数の子。
「今日は絶対いける気がする。」と妙な?自信を披露してくれる子。
ほんとうにさまざまだ。
 
こんな子もいたなあ。 
お餅を手渡したその場(受験生皆が登校してくる朝の正門)で、
すぐさまお餅2つを立て続けに食べて「うまい。これでいける」と叫ぶ豪快な子。 
こんな場面もあったなあ。 
震える手で一旦手にしたお餅をポトリと地面に落としてしまった子。
幸い余分に持っていた別のお餅と交換し、「このお餅、君の代わりに落ちてくれたね…」なんて苦し紛れのフォローをしたものだ。 
ちなみにこの二人はともに合格を手にしたけれど…
 
そう言えば以前は毎回のように、僕を高校の先生と間違え、「おはようございます。」と深々と礼をして通り過ぎる受験生もいた。そんなときは必ず「頑張ってくださいね。」と元気に声を掛けたものだった。
 
 
いつの頃からか朝の正門付近の様子が変わってきた。
他塾の先生方もたくさん応援に来られるようになったのだ。
大手と世間で呼ばれる塾はたいてい、色鮮やかな生地にしっかり塾名をプリントした大きな旗やのぼり持参だ。
 
「いらんお世話じゃ!」とお叱りを受けるかもしれないが、
あの大旗やのぼりほどナンセンスと感じるものはない。
 
「君の塾の先生はホレここにいるよ!」とアピールなどしなくても
子どもたちが我々を見逃すわけはない。
我々が子どもたちを見逃すわけもない。
互いにそんな付き合い方をしてきたのだから…
 
 
さて、今年はナカジ先生とA高校の正門に立った。
来たぞ来たぞ…と思い手を振ると、ほとんど同時に駆け出して僕たちの前にやってきた。
ちょっぴり緊張の面持ち。
 しばらく3人で言葉を交わし合い、ナカジから力餅を手渡してもらった。
にっこり愛想のある笑み。しめたしめた…
最後はあたりの目もはばからず、ぐぐっと抱きしめ(もちろん男子)背中をバンバン叩いて「しっかりやってこ~い!」と送り出した。
 
間なしに、各校に散らばったスタッフから、子どもたちの朝の様子を伝えてくれるメールが
寄せられた。各校での子どもたちの顔が目に浮かぶ。
 
ついに、采は投げられたのだ。
「がんばるんやで。」
 
ああ素敵な行事だ…


2010/03/18 10:41 | Comments(0) | TrackBack() | 森山's Honey Bucket
なるほどなあ…
森山’s Honey Bucket 19

昨日の朝日新聞朝刊『天声人語』に、自分の想いも重なり感慨深かった。

小学校1年の男の子が書いた短い詩
〈ようちえん/にゅうえんしきで/ぼくがなき/そつえんしきで/ママがなく〉
の紹介のあと

卒園式で歌われることの多い「思い出のアルバム」
〈いつのことだか/おもいだしてごらん…〉が生まれた経緯、

そして、卒園式・卒業式が子どもの新たな旅立ちであると同時に
泣き笑いを重ねて迎える親子の一区切りであり、
親自身の成長の節目でもある…とあった。


我が家の長男、毎日のように、この企業の説明会、あの企業の面接、と走り回っている。
就職難のこの時期、うちの息子を必要だと言ってくださるところがはたしてあってくれるのか…

幼稚園の卒園式で大きな声を出して一所懸命〈いつのことだか おもいだしてごらん…〉と歌っていた息子。
その成長に感謝しつつ、今の息子にエールをおくりつづけたい。


2010/03/11 01:00 | Comments(0) | TrackBack() | 森山's Honey Bucket

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