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2025/07/06 18:51 |
光の祭典「神戸ルミナリエ」
森山’s  Honey  Bucket  58
 
 連日心忙しい日が続くので、「よしっ!」とばかり日曜の昼過ぎから
「神戸ルミナリエ」に出かけてみることにした。
 
 「ルミナリエ」を訪ねるのは、今回で6年ぶりの4回目。
 
 期間終了前日の日曜日とあって、今年もそれはそれは大勢の人たちであった。
 
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 初めて訪ねたのは確か13~14年前、
ルミナリエの光が遠くに小さく見えるところまで近づくのに
最寄り駅から途方もない時間がかかった。
しかもその行列、ラッシュアワーの満員電車さながらの混雑。
自分の意思で歩むというより、押された分だけ位置が変わる、
そんな状況だった。 
 下の子の酸欠を心配した僕は、途中からずっと娘を肩車して歩いた。
そんなことが懐かしく思い出される。 
 
 思わぬ苦戦を強いられた「ルミナリエ」デビューだったが、
神々しいまでの「光の祭典」を見た後は、
「また必ず来よう。」と思ったものだ。
 
 そう決心させるだけの魅力が確かにそこにはあった。
 
 
 
 忙しさに負けてこの数年はご無沙汰だったが、
今年はちょっと元気をもらいに行くことにした。
 
6年ぶりに見上げた光も、やはり息を呑む圧倒的な美しさだった。

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2010/12/16 00:30 | Comments(0) | TrackBack() | 森山's Honey Bucket
与えられなかったことに感謝
森山’s Honey Buclet 57
 
 
あと30センチの身長
とがった鼻と引き締まった肉体
スラット長い脚
 
物事の核心を的確に捉える頭脳
すばやい行動力
有り余る財力(有り余らない財力も含む)
 
運動能力
歌唱力
 
他人の嘘を赦す寛容
強い精神力
 
名声
政治力
人を引きつけるもの
 
 
 
これらのすべてを僕は神様から与えられなかった。
 
 
でも、これらを与えられなかったからこそ…
 
僕は他に多くの素敵なものを得ることができた。
 
 
これらを与えられなかったからこそ…
 
自分にとってほんとうに大切なものを失わずに済んできたのだ、きっと。
 
 
 
つい2・3日前、風呂の中でプカッと浮かびながら、
 
 
「これって負け惜しみやないわぁ…」と、ひとり納得した。
 
 
金子みすずの詩
 
『わたしと小鳥とずずと』の
 
 
「すずと、小鳥と、それからわたし、
 
みんなちがって、みんないい。」
 
 
を、湯船でつぶやいてみた。


2010/12/09 00:30 | Comments(0) | TrackBack() | 森山's Honey Bucket
「交換日記」
森山’s Honey  Bucket  56
 
  CY先生のブログを拝見しながら、ふとなつかしく思い出したことがある。
 
 
 
 息子が幼稚園に通い始めるまでは、一緒に過ごす時間がたくさんあった。
 
 午後2時からの出勤だったおかげで、乳母車や自転車に息子を乗せ、あるいは息子が足こぎする三輪車やデラックスな外車(四輪駆動車)の横に付き添い、ときには僕運転のマイカー・カローラに乗って、二人でいろいろなところに出かけた。
 
 息子は小さい小さいときから鉄道が好きだった。
鳥飼の新幹線基地・東花園の近鉄電車の車庫・長瀬駅付近の踏み切り、
いずれも嬉々として目を輝かせた。
 
 
 そんな息子が幼稚園に通い始め、次いで小学校に上がるようになると、
全くと言って良いほど二人で過ごす時間がなくなった。
 
 当時僕が帰宅するのは今よりずっとずっと遅い時刻。
 息子が僕に「行ってきます。」を告げに来る時間帯は、ようやく僕が寝床から這い出す時間帯でもあった。
 
 息子が戻る時刻には僕は既に家にはおらず、
僕が帰宅する時刻には息子は深い眠りのさ中だった。
 
 日曜・祝日も休めないことの連続。
 
 
 子どもとすれ違ってばかりの生活に悩んだ僕に妙案が閃いた。
 
 それは息子と毎日「交換日記」をすることだった。
 
 小学生になったばかりの息子との交換日記。ノートは確か8ます。
一文字一文字丁寧に正しく書くことに気をつけていた。
 内容は、息子に小学校での生活ぶりを尋ねるもの・季節の草花や虫についてのこと・元気に育ってほしいと願う気持ち・クイズ問題・お父さんの仕事について…などなど、
いろいろなメッセージを「息子に届け」と日記に託した。
 
 会えない分、話せない分、毎日2ページも3ページもメッセージを綴っていた。
母親の大いなる応援もあって、息子も一所懸命にそのキャッチボールに参加してくれた。
夜中に日記帳を見るのが楽しみだった。
 ノートも8ますから10ます16ますとます目が増え、
日記帳の冊数も随分たくさんになっていった。
 
 息子が小3に上がる年の春、ヒゲ先生から上本町校の鍵を授けられた。
 「ここは君がやりたまえ。」と。
 そして息子は上本町校開校初年度の小3生として登校できることとなった。
 週に2日の上本町校と2ヶ月に1度の実験学校では、
 生徒と先生の間柄で、日中に顔を合わせることができ、会話できるようになった。
 
 
 交換日記はたしか息子が4年生になるまでに終わってしまった。
 
 
 今、日記帳は段ボール箱の中で重なって、押入れの奥に追いやられている。
 
 しかし、当時の僕と息子の気持ちをいっぱい詰め込んだ日記帳は、
 僕の老後の素敵な宝物になるはずである。
 
 
 追記
 現在、決して優秀でも器用でも無い彼だけれど…
 健康でかつ性格の良いやさしい青年になってくれたことに、たくさんの感謝をしている。

2010/12/02 01:00 | Comments(0) | TrackBack() | 森山's Honey Bucket
紅葉の小豆島
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森山’s Honey Bucket 55 
 

 学園長のブログにも紹介されていたとおり、

先週末は子どもたちと「紅葉の小豆島」を満喫してきました。

晴天にも恵まれ、美味しい空気をいっぱい吸うことができました。

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 もちろんただの物見遊山ではありません。

 

 科学工作~天体(星座と流星)観測会など、

「星くずの村」実験学校らしく科学体験はバッチリです。 

 それにプラスして、70a1f428.jpeg

寒霞渓登山しながらの「紅葉狩り」あり、

ロープウェイからの絶景あり、

西に夕焼け空と東に上る満月を同時に観賞しながらの「温泉」あり、
 

仲間とつくる「鍋料理」あり、

早朝の「釣り」あり・・・


体験こそ子どもたちを成長させる大きなチャンスなのです。

子ども時代の感動こそ、一生の財産なのです。 
 

 参加してくれた子たちはしっかり心を満たして帰路についてくれたはずです。859a7dc9.jpeg

もちろん僕も心洗われる思いで行事を終えることができました。
                                        
                                                           

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2010/11/25 00:30 | Comments(0) | TrackBack() | 森山's Honey Bucket
「しし座流星群」
 森山’s Honey Bucket 54
 
 
 2001年11月18日未明、僕は感動に酔っていた。
 
 雨のように降る流星…いわゆる流星雨を目の当たりにしたのだ。
 
 
 藤原学園の専任や助手の有志チームにうちの家族を合流させてもらい、
 アットホームな「流星ツアー」が始まった。
 
 尼崎臨海部→岸和田港→りんくうタウンと、雲のない空を求めて高速湾岸線を直走った。
 最後に辿り着いたのは、和泉葛城山のふもと、工場かニュータウンかの造成地のようなところだった。
 明かり一つない、不気味だけれど流星観測にはもってこいの場所。
 何より我々をしつこく追い回してきた雲がどこかへ消えていた。
 
 肌を刺す寒さ。
 凍える両手を擦りながら。
 足の裏を襲う大地の冷たさに地団駄を踏みながら。
 それでも片時も怠らず天を仰ぎ続けた。
 空を見ない瞬間があるのが惜しくてたまらなかった。
 
 それほどに、その夜の流れ星は素敵だった。
 
 火球を伴う流星
 流星痕がくっきり残った星
 滞空時間が長く、尾を引いたように流れた星
 
 一つの視野に複数個の流星が同時に飛び交う、夢のような光景だった。
 
 あれからもう10年…
 機会を見つけては空に目を凝らすが、あんな体験を味わうチャンスは得ていない。
 おそらくはこれからも難しいだろう。
 
 当時まだ小学校の高・中学年だった息子・娘にあの体験をさせてやれたことは、親としてとても誇らしい。
 きっと大人よりもっともっと大きな感動を瞼と心に焼き付けたはずだ。
 
 
 ちょっぴり心の財産を増やそうとしているのだろう、
 今夜も娘あゆみは「しし座流星群」観測に出掛けている。
 
 午前2時半、まだ帰って来ん…
 ちょっと心配な父(僕)である。

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2010/11/18 02:31 | Comments(0) | TrackBack() | 森山's Honey Bucket

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