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2024/12/27 19:20 |
季節はずれの花火

●むこう向きのおっとせい その70

前期入試の発表も終わり、中
3生の入試も後期試験を残すだけとなった。

 

前期の結果は、今年から実施された文理科で涙をのんだ生徒もいたが、
それ以外は心配していた生徒も合格してくれた。

 

長年通ってくれた生徒が多かったので、その結果にはほんとに安堵した。

 

文理科で悔しい思いをしたものも、今は後期の入試に向けて懸命に頑張っている。

この頑張りが報われることを願うのみである。

 

 

さてそんな入試の時期ではあるが、理科の授業は実験をしている。

 

この間若江校では花火の実験をした。

 

炎色反応の最も派手な実験で、学園では伝統の実験の一つである。

 

まずは炎色反応の基本の実験をし、その後花火作りに入る。

 

10種類の薬品を量り、それを調合して紙縒りにしていく。

 

薬品の分量を間違うと危険である。

 

出来上がった花火を持って公園へ。

 

マグネシウムとストロンチウムのまばゆい閃光。

アルミニウムの優しい光。

線香花火の穏やかな燃焼。

 

自分たちの作った花火の意外な美しさに、子どもたちは歓声を上げる。

どの顔も笑顔に溢れている。

 

これまでたくさんの実験をこの子たちとしてきたが、

こんな素敵な時間を持てるのもあとわずかだと思うと、

花火の光がなぜか寂しく思えてくる。

 

全ては移り変わっていく。

物事の終わるときの切なさをいくつも経験して、人は年を重ねていくのだ。

 

 

なんて感傷的になっているのは、おそらくこのおじさんだけなんだろうなと思いながら、

季節外れの花火の輝きを眺めた。

  

来週はいよいよ最後の授業となる。

また思い出に残る実験をして、別れを惜しもうと思う。

 

ではまた。


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2011/03/07 16:31 | Comments(0) | TrackBack() | むこう向きのおっとせい・・・真也のブツブツ
カントリーロード
●むこう向きのおっとせい その69
今日で2月も終わり。

明日から3月。
また別れと出会いの季節を迎える。
 
学園では毎年、公立高校後期入試の発表が終わってから卒業式を行い、
長年お付き合いをしてきた子どもたちとの別れを惜しんでいる。
 
その中で職員によるバンド演奏の時間がある。
お世辞にも上手いとは言えないが、
下手なりに一生懸命演奏する姿を見せることが、
去りゆく子どもたちへのはなむけの言葉の一つになっているように思う。

かくいう私も1曲ではあるが、毎年歌わせてもらっている。
 
曲はジョンデンバーの「カントリーロード」
 
卒業式を始めたのが19期生の時。
その時に初めてこの曲を歌った。
 
以来うん十年。歌い続けている。
 
今この歌は中1の春の英語合宿や講習会で生徒に教えている。
子どもたちは初めて習う英語の唄を、顔を輝かせて歌う。
 
そんな可愛かった子どもたちのことを思い出しながら、
今はずいぶん生意気になった子どもたちの前で
今年もへたくそな歌を歌うつもりである。
 
 
歌には人の心を動かす不思議な力がある。
 
 
そして歌は時空を超える。
 
 
歌の力 よみがえるあの時
出会えた奇跡 同じ空の下
あなたの笑顔 ふと素直になれた
踏み出す勇気 何かが変わる
流れ落ちる涙 それでも私は
想いを伝える 大丈夫ひとりじゃない
歌の力 心の声のせて
あなたに届け 100年先も
                   「歌の力」
 
 
私の葬式のときには「カントリーロード」を流してもらおうか。
 
 
ではまた。
 
 
 
   《ジョンデンバー》
長い事歌ってきたのにジョンデンバーの歌っている姿を昨日初めてユーチューブで見た。
思い描いていたのとは違って、バンバン見たいだった(笑)
バンバン…おじさんでないと分からんなぁ。

2011/02/28 03:56 | Comments(0) | TrackBack() | むこう向きのおっとせい・・・真也のブツブツ
赤いお鼻の
●むこう向きのおっとせい その68

先日久方ぶりに皮膚科に行った。
 
鼻の赤い状態が随分長く続き、ちょっとひどくなったのと、
卒業式の打ち合わせで行ったビルに、以前行ったことのある皮膚科があったので、
行ってみる気になったのである。
 
病院は大嫌いだから、こんなことでもないと行くことはない。
 
医院に入ると、長いお付き合いをしている卒業生のお母さんに会った。
こういう場所で会うのは気まずいものだが、
久しぶりにお会いしたので話が随分弾んだ。
 
そうこうしているうちに順番が回ってきて診てもらうことになった。
 
脂分が多く炎症を起こしているとのこと。
原因としては遺伝的要素も大きいらしい。
そういえばヒゲ先生も鼻の頭が赤かった。
どうも変なものだけ遺伝する。
 
薬を多量に出されたので、毎日何でこんな一杯飲まんとあかんねん、
とぶつぶつ言いながら飲んでいる。
 
今のところまだあまり変化は現れていない。
 
 
 
生徒に、「何で鼻が赤いの?」と聞かれた時は
「先祖がトナカイだからだ。」と言ってきた。
 
赤鼻のトナカイのルドルフ。
人が生きている意味を考えさせられる奥深い物語である。
 
暇な人は調べてみて下さい。
 
 
まっかなお鼻の  トナカイさんは
いつもみんなの  笑いもの
でもその年の   クリスマスの日
サンタのおじさん いいました
くらい夜道は   ピカピカの
おまえの鼻が   役にたつのさ
いつも泣いてた  トナカイさんは
今宵こそはと   喜びました
s-PAP_0650.jpg








 
 (生徒が書いた似顔絵です。鼻赤すぎだろう



ではまた。

2011/02/21 13:14 | Comments(0) | TrackBack() | むこう向きのおっとせい・・・真也のブツブツ
休日
●むこう向きのおっとせい その67
 
昨日は久しぶりの休日だった。
 
仕事は一切しないでおこうと決めて一日過ごしたのだが、こころ動くことがいくつかあった。
 

その1: 高校の合格発表。

   前日、周りが合格していく中、通るかどうか心配しまくっていたS君から
合格のメールが入った。

    本当によかった。

  「ありがとうございました!」の言葉がうれしかった。
 

その2: カニの心臓を見たこと。

   生きたカニが届いたので、ちょっと躊躇しながらもさばいてみた。

  1匹さばいてから、もしかして心臓が動いているのではと思って、
インターネットで心臓の場所を確認してみた。

甲羅の裏側、体の中心にあると書いてある。

さっきさばいたカニでは分からなかったなと思って、
2匹目、意識して甲羅を開けてみると、
 
あった!
 
確かに体の真ん中で心臓が動いていた。

  昨年イカの心臓が動いているのを見た時に感動したけれど、
カニの心臓が動いているのも感動的だった。

    (ムービーを撮ったので見たい人は見せてあげましょう。)
 
 
その3:焼きそばが焦げつかなかったこと。

   新しいフライパンが手に入った。

 今のフライパンはずいぶん長い事使ってきた。

 確かテフロン加工だったと思うのだが、今はただの鉄のフライパンになっている。

 これで焼きそばを焼くと、最悪で、無茶苦茶に焦げつく。

 最近の焦げつき方は尋常ではなく、いつもストレスが溜まっていた。

  それがだ、新しいフライパンで作ったら、全くこびりつかなかった。

 思わず歓声を上げた。
 
 
その4:間寛平と室谷信雄の再会シーン

 「24時間テレビ」で前に放送されたとのことだが、その時には見ていなかった。

 長年会えなかった大切な人との再会。

 気持ちがダイレクトに伝わって来た。

 それでなくても最近よく泣くのに、これはノックダウンだった。
 
 
その5:大改造劇的ビフォーアフター

      2時間スペシャルだった。見るともなく見ていたのだが、だんだん引き込まれ、最後までしっかり見てしまった。

これも涙腺が緩みまくった。
 

 
   ささやかなことばかりだが、こころがリフレッシュできた休日だった。
 
 
ではまた。

       (松葉ガニです)                     (真ん中の白いのが心臓です)   s-SN3J0638.jpgs-SN3J0640.jpg

 
 












      
  (
 


2011/02/14 01:57 | Comments(0) | TrackBack() | むこう向きのおっとせい・・・真也のブツブツ
いよいよ入試
●むこう向きのおっとせい その66

入試まであと4日。
 
来週、このブログを書いている時には結果も出そろっているだろう。
 
 
今もこの時期に思い出すのは若江教室1期生のK君。
 
 
「先生入試結果届いた!」「どうやった?」「分からん」「どういうこっちゃ?」
「怖くてよう見ん」「なんじゃそれ!」「先生開けて」「そんなもん自分で見ろ」「あかん。怖すぎる」「しゃーないやっちゃなあ。ほな開けるで。」「先生どうやった?」「・・・」「合格!!」「やったー!!」

 
大阪弁丸出しであるが、入試結果の入った封書を開ける時の会話である。
彼の喜びに満ちた顔を今も鮮明に覚えている。二人でがっちり握手したことも。
 
 
15歳の中3生にとって入試はやはり一大事なのだ。
 
今年も、今まで頑張って来た中3生にとって、最良の結果が出ることを祈るのみである。
 
 
さて受験を迎える中3生諸君。
いよいよですね。

 
今までの自分を振り返ってみると、準備が足らないと不安ばかりが膨らむかもしれない。
結果を考えすぎると、変にプレッシャーがかかってしまうね。
 
しかしだ、それぞれに今まで頑張って来たのだ。
自分がやって来たことは、もっと自分で評価していい。
 
 
試験で大事なのは、今までのテストの評価ではなく、
今まで蓄えてきた自分の力が発揮できるかどうかなのだ。
今ある自分の力をテストで精一杯発揮しようという姿勢が大事なのだ。
そして絶対に合格するという強い気持ちを持つことだ。
そうすれば本来持っている以上の力が発揮できる可能性が高くなる。
 
 
たくさんの人が応援している。
自分を信じて、最後まであきらめないで頑張ってきてほしい。

 
みんなの健闘を祈っています。
 
 
ではまた。

2011/02/07 03:32 | Comments(0) | TrackBack() | むこう向きのおっとせい・・・真也のブツブツ

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