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2025/04/21 08:12 |
オリエンテーリング
●向こうむきのおっとせい 祝40回!


 
オリエンテーリングは18期生の時に始まった。今から37年前のことである。
(何を話ししても、とてつもない長い年月が過ぎている。)
 
 
その当時遠泳という大行事があったが、それ以外は自然観察、海水浴、
登山というのが合宿の主な行事であった。
 
海水浴にいたっては朝、昼と1日に2回泳いでいた。
朝泳いで乾き切らない海パンをはくのは、ちょっと気持ち悪かったのを覚えている。
 
 
18期生が中2の時、遠泳以外に何か挑戦させようということになった。
今度は陸上の行事と言うことで、オリエンテーリングが企画された。
 
出発点までバスで連れて行って、あとは宿舎目指して帰ってくるのである。
途中間違えそうなところでは付き添いのスタッフが指示を出す。
距離は25キロメートル。
真夏に歩くにしてはとてつもない長い距離である。
げんに島の人たちもその距離を言うと「都会の子も元気だねぇ。」と随分驚かれていた。
 
初めて体験する18期生は結構やんちゃな生徒が多かった。
 
あるグループがなかなか帰って来ない。
心配して見に行った我々が見たものは、一列になって旗を先頭に歩いてくる彼らの姿だった。
 
旗はよく見るとパンツだった。歩いている途中であまりに暑いので海で泳いだらしい。
そして濡れたパンツを枝に取りつけ、乾かしながら歩いていたというわけだ。
 
何とも伸びやかな時代であった。
 
 
それ以来37年。
 
 
最近は熱中症の事を考慮し、距離は多少短くなったが、今年もオリエンテーリングを実施する。
 
ボートツーリングもオリエンテーリングも、参加した子どもたちほぼ全員がやりこなせる。
そして出来るとは思っていなかったことが出来た事で、自分に驚く。
それが自信につながるのである。

子どもたちは機会を与えれば思わぬ力を発揮する。
 
今年も子どもたちと、新たな感動を味わいたいと思っている。
 
 
 (夏はいいねぇ。)
ではまた。
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2010/08/02 12:45 | Comments(0) | TrackBack() | むこう向きのおっとせい・・・真也のブツブツ
ボートツーリング
●むこう向きのおっとせい その39



学園の遠泳は約30年実施された。
 
遥か彼方の沖合に浮かぶ「弁天島」目指して、海を渡るということは、
もし足がつかないところで足がつったら、もし自分だけが途中でリタイアしたらと
さまざまな不安や葛藤との戦いでもある。
だからこそ泳ぎ切った時の達成感は何物にも代えがたいものがあるし、
周りで応援しているものも共に感動するのだ。
 
 
その長く続けてきた遠泳を中止にするかどうかは大きな決断だった。
 
瀬戸内海にサメが出ると大きく報道されたことが遠泳中止の要因であった。
 
いつも泳ぐ「古江の浜」は波がほとんどなく、
狭い湾なのでサメのような巨大生物が入ってくることはないのだが、
そんな記事が出た以上は保護者の方の不安を考えると、
やはり実施するのは難しい。
 
 
そこで遠泳に代わるものをどうするか考えることになったのだが、
遠泳に変わる行事などありはしない。
あれほどのインパクトのある行事はまずない。
 
 
そんな議論をしているときに、中学生の頃、
弟と二人で「古江の浜」から向かいの町までボートで行ったことをふと思い出した。
 
二人で伝馬船やボートに乗って遊んでいる時に、
ボートで「弁天島」まで行ってみようかということになったのである。
 
「ちょっと遠いな。」「無理ちゃうか。」とためらいはあったのだが、
冒険心の方が不安に勝った。
 
二人で横に並んで、「弁天島」目指して漕ぎだした。
無事帰って来られるのかという不安は,
途中から心地よさに変わった。
 
初め不安定だったボートも、息があって来ると海の上をなめらかに進んでいく。
太陽はじりじりと照りつけていたが、波しぶき交じりの潮風は大変に気持ちがよかった。
 
ボートは無事「弁天島」に到着。
その後、もう少し向こうまで行こうということで、向かいの町まで行った。
 
帰ってきて振り返ると遥か彼方に町はあった。
 
指に豆は出来ていたが、心地よい疲労感と充実感があった。
 
 
そのことを話したら、それはいいということで、
41期生から「ボートツーリング」は始まったのである。
 
 
普段にない体験をすることで人は成長する。
今年もみんなで爽やかな感動を味わいたいものである。
 
 
夏はやっぱりいい。
 
ではまた。

(この間撮影した入道雲です。エネルギーを感じます。)

2010/07/26 03:52 | Comments(0) | TrackBack() | むこう向きのおっとせい・・・真也のブツブツ
タイムトリップ
●むこう向きのおっとせい その38

昨日は久しぶりにゆっくりした。

 
ラジオをつけながら掃除をしていると、
ディープパープル・レイナードスキナード・ユーライアヒープ・
アメリカ・ジェファーソンスターシップと懐かしのバンド名と共に
懐かしい曲がどんどん流れてくる。
 
 
「FMCOCOLO」が、1970~80年代の曲を中心に流しているらしい。
 
 
あの頃、自分も自分の聴く音楽も、時代の中に溶け込んでいた。
 
 
いつ頃からだろう。音楽が自分と距離を持つようになったのは。
 
 
ラジオから流れてくる曲は知らない曲が多くなり、
あの頃のように魂を揺さぶられるという事がめったとなくなった。
いい曲もあるのだが、何かが違うのである。
時代とのずれがそんな気持ちにさせるのか。
自分の感性が以前とは変わってしまったのかもしれない。
 
 
でも久しぶりに懐かしの音楽をたくさん聴いて、
音楽が生活の中になくてはならなかった頃の感覚が蘇った。
やはり体に染みついた音楽というのがあるようだ。
 
 
今日もずっとラジオを聴いているが
先ほどSANTANAの「哀愁のヨーロッパ」が流れた。

我が家にあった、その当時としては最新の4チャンネルのステレオを思い出す。
4チャンネルで聞いたSANTANAの「ブラックマジックウーマン」は音が部屋中を走り回り最高だった。
4畳半の和室の部屋には不釣り合いではあったが・・・。
 
 
やっぱり音楽はいいね。
 
 
ではまた。
(久しぶりにレコードを聴くとしよう。)

2010/07/19 10:11 | Comments(2) | TrackBack() | むこう向きのおっとせい・・・真也のブツブツ
思わぬこと
●むこう向きのおっとせい その37
 
今回実験学校の開講式の前に、
一人の子どもがガラスにぶつかりけがをした。
幸い大事には至らなかったのでよかったけれど、本当に驚いた。
子どもは、こちらが思いもしない行動をとることがあるという事を改めて思った。
 
 
長年合宿を実施しているが、やはりその中で思わぬ事は起こる。
 
昨年は、オリエンテーリング(約20キロメートルの道のりを,出発点から
ゴールの「星くずの村」を目指して帰ってくるという行事である)
の最中に猛烈な雨風に見舞われた。
天候の激変は時に起こる。
 
メインの行事だし、子どもたちも楽しみにしていたものなので、
途中で中止するのはためらったが、事故があってはならないので中止を決定した。
 
事が起こった時にどのように判断し行動するのか、
また事前にどのような事態が起こりうるのかを予測するということが、
自分たちに課せられた大きなテーマであろう。
 
まもなく夏休み。
子どもたちにとって、とびきりのいい思い出のできる夏休みにするために、
細心の注意を払っていかなくてはと思う。
 
 
 
ではまた。

(何年?何十年経っても、合宿は最高です。)

 


2010/07/12 13:42 | Comments(0) | TrackBack() | むこう向きのおっとせい・・・真也のブツブツ
新しい発見
●向こうむきのおっとせい その36
 
今年のウィンブルドンはナダルの優勝で闘いの幕を閉じた。


PhotoAP Images
 
ナダルの強靭な肉体から繰り出されるショットは
ボールが嘘のようにグニャリと曲がったり、ストンと落ちたりと、
何度見ても凄い!とても同じ人間の技とは思えない。
 
最も私のような貧弱な肉体の人間が言っても、
お前と比べるなと一笑にふされそうだが。
 
 
この木曜日、火傷の指も完治しないままテニスに行った。
2週間もしていなかったので、どうにも我慢できなかったのだ。
 
いつものようにはラケットを握れないので、右手は火傷をした薬指と小指以外の3本で持ち、
初の両手打ちにチャレンジした。
 
両手打ちは全く初めてだったので、どうなる事かと思ったが、
これが意外にも思った以上によく打てた。
 
もちろんコーチが随分と気を使ってくれて、
打ちやすい球を出してくれたこともあるのだが、自分でも予想外だった。
 
今までとは打ったときの感触がまるで違う。
別のスポーツをやっているようだった。

 
指のやけどはあまりうれしい事ではないが、
こんな新しい事が経験できるきっかけになったのであれば、
まぁ、悪くはないかと思えてきた。
 
まさにけがの功名。
ピンチはチャンス、人間万事塞翁が馬。
 
 
今週も両手打ちにチャレンジするとしよう!(指の血が気にはなるが・・・)
 
 
ではまた。

2010/07/05 12:04 | Comments(0) | TrackBack() | むこう向きのおっとせい・・・真也のブツブツ

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